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「もうやめてよっ!!」
あかねの持つ全ての力で、頼久は突き放された。
神子殿は自分から逃げ出そうとしている。
やはり自分は拒絶されているのか。
・・・それでもいい。
それでも、この人が欲しい。決して誰にも渡したくない。
いや、渡しはしない・・・絶対にだ。
頼久は指に力を込めると思い切り突き上げた。
あかねが悲鳴をあげながら、問い詰めるような目で自分を見る。頼久はその瞳を直視できなかった。
無理矢理に指を差し入れた秘所からはとめどなく蜜が溢れる。遊んでいる指であかねのぷくっと膨れた真珠に蜜を塗りたくっては、そこばかりを執拗に擦りあげる。
「くっ・・・んっっ」
歯を食いしばり必死で声を押さえている姿に更に欲望をかきたてられ、頼久は熱く猛け狂う己自身を押し付けていった。
「神子殿、少々我慢をしていただきます」
そう言うと両手であかねの膝を割り脚を大きく開かせ、幾度かあかね自身に擦りつけた。
「ひっ、っいやァーーーーーー」
今の頼久にとってあかねの悲鳴は何よりも甘美に脳裏に響き渡る。
ぎしぎしと音が出そうなほどきついあかねの中に己を進めるごとに悲鳴が一層響く。
---ああ、もっと・・・もっと泣いてください神子殿
メリメリと身体を裂かれるかのような痛みに、あかねは声をあげ顔を歪めて耐えていた。
----この痛みが一体いつまで続くのだろうか・・・・・・
いっそのこと気絶できたら楽であっただろう。
しかし、そんなあかねの苦しげな表情さえも頼久にとっては自分を誘っているように思えるのだった。
そして息をすることさえも困難になった時、その痛みは頂点に達した。
「全部入りましたよ、神子殿」
・・・これで解放されるの?
あかねが安堵のため息をもらした途端、いきなり頼久が動き出した。
「だ、だめっ、痛い、痛いっ。やめて頼久さん、壊れるッ」
それでも頼久は動きを止めようとはしなかった。ぎりぎりまで引き抜くとまた一気に奥まで貫く。それを繰り返してはあかねに悲鳴を上げさせていた。
あかねの膝の裏に手をあて、そのまま胸へおしつけ更に奥まで入るようにする。夢中で突き上げ、あかねの中を掻きまわし、一際動きを早めるとあかねの中で達していった。
あかねにはもう大きな声をあげる体力も残っていなかった。
その表情も今は苦痛ではなく、明らかに諦めに変わっていた。
頼久はあかねの中で達すると大きく息を吐き、あかねの身体に覆いかぶさり、そのまま抱きしめた。しばらくじっとしていたが、あかねの中から自身を抜こうとはしない。
頼久の熱い体に抱かれたまま解放される時を待つあかねに悪夢のような出来事が襲い掛かる。頼久のものが、再びあかねの中で力を持ちはじめたのだった。その時、頼久が耳元で放った言葉があかねを追い詰めた。
「貴女がいけないのですよ、そんなに締め付けるから」
え・・・私、私がいけないの?
「こんなに濡らして、私のものを離そうとしない。あなたがこれほど淫靡な方だったとは」
再び、あかねの中で動きを早めながら頼久は言い放った。
---こんなに濡らして、初めてなのに感じてしまうんですね---
「もっと、もっと感じてください。もっと泣いて、もっと。
雨が降っていますから貴女の声は誰にも聞かれない、この私だけに聞かせてください」
あかねの頬に涙がつたう。
夢であって欲しい、こんな頼久さんなんて見たくなかった。
いっそ夢であって欲しい。
私は頼久さんにとって一体何だったんだろう・・・あの日、私を守ってくれると約束してくれた頼久さんはもうここにはいない。
どうしてこうなってしまったんだろう。
向こうの世界に戻って、もう二度と逢えなくなっても、この人のことは忘れられないと思っていた。
できることならこれからも一緒に過ごしていきたかった。二人で未来を見つめたかった。好きだった。本当に大好きだった。真剣な眼差しで私を見つめる彼が愛しかった。
明日、帰る前にこの想いだけは伝えたい、たとえかなわぬ願いでも自分の言葉で伝えたい・・・そう思っていたけど、もう、それさえもできそうもない。
どうして・・・どうして、こんなことになってしまったんだろう。
無言で突き上げてくる頼久を見上げると、口付けの催促かと勘違いした頼久があかねの唇を吸い上げ、舌を貪る。
・・・・・・もう、何も考えたくない。
どうなってもいい。何もかも、どうでも、いい。
何度犯されただろう。
いつの間にか気を失っていたらしい。
目をあけるとあかねはきちんと夜具の上に寝かされ夜着も着せられていた。
もしかして・・・夢、だったの?
たった今、確かに頼久から「愛している」と告げられたような気がした。だから誰にも渡したくなかったと、涙をこぼして自分を見つめている頼久がそこに居たような記憶がある。
優しくなぐさめてあげたかった。
全てを許してあげようと思った。
私も愛していると伝えたかった。
でも身体が動かなかった、声が出なかった。
全部夢だったのだろうか?悪夢だったのだろうか?
ぼんやりとした頭で考えながらうっすらと目を開ける。
頼久と目が合う。微かに微笑んでみせる。
「頼久・・・さん?」
話をしようとして身体を起こそうとした時、全身を貫く痛みに・・・夢でなかったと思い知らされ、その笑顔が凍りついた。
「神子殿っ」
「頼久さん・・・どうして?」
頼久の眉間にしわがより、苦渋の表情が浮かび上がった
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