シスター・アンジェリーク 3







「それじゃあ、見せてもらおうか」

 レヴィアスが離れた場所から放つ言葉に、唇を噛み締めたまま、ただ黙って立っていた。

「早く言うとおりにしろ、アンジェリーク」

 私はしかたなく修道服のスカートの長い裾に手をやると、それを少しずつ・・・・めくり始める。裾が膝上まであがった時、自分のしていることの愚かさに自然と手が止まるが、レヴィアスはそれを許さずに私のもとへと近づいて来る。

「同じことを何回も言わせるな、さっさとやるんだ」

 私は両手で裾をギュッと握り締めると思い切って、それをウエスト近くまで持ち上げた。
 レヴィアスの視線を脚の間に感じて、身体の奥のほうが熱い。
その熱を逃がしたいのに、私は脚を閉じてこすりあわせてしまう。

「純白とはシスターにはお誂え向きだな・・・だが今のお前には黒い下着がお似合いだぜ」

 レヴィアスは背後から近づくと自分の身体を密着させてきて、片手を下腹部にまわす。

「うっ・・・」

 脚の中心を指ですっと撫でられただけで腰から力が抜けていってしまう。

「こんなもん、穿いてる意味がないくらい濡れてるな、アンジェリーク」

 レヴィアスは小さく笑うと耳たぶを軽く噛みながらささやいた。
その悪魔の声が私の耳に流れ込むともう自分の意志など遥か彼方に吹き飛んでしまう。

「やめて・・・・・」

 私のかすかな抵抗などよそにレヴィアスは器用に秘所を隠す小さな布を脱がしてゆきく。
布が脚をこすれる感触と、脱がしながらもわざと掌で撫でるレヴィアスの仕草にさらに蕩けて、支えを持たない身体は祭壇の上に落ちる。
上半身を祭壇に突っ伏すとレヴィアスに抱えられた腰は自然と彼に突き出す姿勢になってしまう。

「脚を開け」

 私は彼に言われるまま脚を開いた。
 でもそれでもまだ足りなかったようで、レヴィアスは自分の膝で私の脚をさらに広げてゆき、その中心に自分の熱い塊を押し付けながら私の耳元に口を寄せた。
 ・・・耳朶に熱い息がかかる。

「怖いか?アンジェリーク」

 怖い。声も出ないほどに怖い。
 だけど、私の奥でその恐怖を望んでいる自分がいる。

 レヴィアス自身の先端が、私の熱い割れ目をなぞる。そこから溢れ出ている蜜を使って少しだけ入り口に挿し込んでは抜く。そんなことを繰り返していた。

「だがな、アンジェリーク」

 腰を掴んでいるレヴィアスの手に力が入って、彼自身が私の中心をとらえた。

「奪われる快感をお前には知ってる・・・違うか?」

 その瞬間、私は一気にレヴィアスに貫かれ、瞼の裏に炎が燃え上がった。

「はあっ・・・・・・・・」



---------- そう、私は力ずくで奪われた。
---------- 同じ家に暮すようになった次の夜に



「もっと腰をつかえよ」

 パチンといきなり臀を叩かれ、その痛みに声をあげると、レヴィアスの手は自分が叩いた場所を優しく撫でる。

「俺をイカせてみろ、アンジェリーク」



---------- 今と同じこの場所で・・・私は犯された。



 そう、レヴィアスは私を抱かない。
 彼はただ私を犯す。そして私は彼に犯されることに苦痛を感じているのか・・・・・それすらも、今はもうよくわからない。

 だけど、一つだけ自分でもわかってることがある。
それは、私は彼を待っているということ。
私たちのたった一つの場所となったこの礼拝堂で。


 私は愚かな人間として罪を犯し・・・・・そしてシスター・アンジェリークとして神に懺悔をささげる。








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