シャンプーを替えてみた。


夏の日差しと、もうこれでもか!というくらい行った海水浴のせいで
ちょっぴり痛んでしまった毛先を見つめて

「切っちゃおうかな〜」


何気無く口にしただけなのに


「切っておしまいになるのですか」


そんな目で見ないでよ







思えば、私が髪を切ると言うとあまりいい顔をしない人だよね
『丈なす黒髪、美女の条件!』てな世界で生きてた人だもんね


そりゃそうか・・・・。


だけどね
私だって、色んなヘアスタイルに挑戦してみたいの
思い切りショートにしてボーイッシュに決めてみるのもいい
セミロングにシャギー入れてスポーティなのもいいな
それとも、うんと長くしてウェーブつけてみるとか




ヘア雑誌見つめて楽しい悩みに頭を抱えていると



やっぱりいい顔しないのよねぇ



どんな私も好きだって言うくせに、出会った頃の・・・ううん
お、想いが通じた頃の長さが好きみたい////






「痛んだ毛先を切るだけだよ?」
「本当に?」
「本当だってば!」



見てよこれ!
一房手にとってヒラヒラさせるといかにも渋々といった感じで
こっくりするから



わ・か・り・ま・し・た!!!



「ほんとにちょっことだけにする。整える程度にするから」


ね?と上目使いで見つめて、おまけに唇に軽くキス
これで納得しなきゃ、ホントにバッサリ切っちゃうとこだったけど
にっこり笑って抱きしめてくれたところをみると
今度はちゃんと許してくれたらしい



とはいえ・・・ちょっこっと切っただけじゃ私が納得出来ないから
新発売された、ダメージヘア用のシャンプーを買った。



んもう!シャンプーでどうにかなると思ってんの?
こういう時は思い切りよく切っちゃう方が絶対いいに決まってるのに
頼久さんの我儘!!


なぁんて考えながら髪を洗い始めた私の手の泡は


なんか・・・いつもと違う?
細かい泡が優しく髪を包む感じ
リンスだって洗い流してもしっとりしてる
お風呂から上がってブローする髪からも、ほんのりといい香り


ふぅ〜ん・・・いいじゃない♪


しゃら・・・しゃら・・・
指を髪に通すと、とても優しい音がする
流れる髪と一緒に香りまで流れる



さっきまでのイライラはすっかりどこかに飛んで行ってしまったみたい


「良い・・香りがしますね」
「んふ♪分かる?もう、さらさら〜の、いい匂い〜でしょう」


頼久さんに寄りそって、歌うように指を通すと


「ええ、本当に・・・」


そう言って、その私の指に手を重ねて頭上に落ちてくるキス


「頼久さん・・髪洗ってあげようか」


優しいキスが嬉しくて、つい口から出た言葉


「洗っていただけるのですか?」
「うん。私、頼久さんの髪好きだもん。長くて・・綺麗で」


そうなのだ。
さんざん自分の髪は切りたいとか、ヘアスタイル変えたいとか思ってる私だけど
この世界に来てくれた頼久さんの髪を切るのは、絶対に嫌だと言い続けてる。
さすがに結い上げるなんて無理で、ゆったりと1つに束ねられているけど。

私の前でだけ

ゆったりと、無造作に流れる髪をかきあげる頼久さんの姿が好き


「では・・お願いします」


って!!何で私のパジャマ脱がしてるの!?


「このままでは濡れてしまうでしょう?」(にっこり)
「こ、このままなんて言ってないでしょ!Tシャツに着替えるから待って!」
「待てません」(さらに、にっこり)
「そのくらい待ってくれたって」
「待てません」

ビシッ!と音がしそうなくらい真剣な眼で見つめられたら・・・・



はい分かりました、好きにして下さい状態。
恨むべきはこの口なのよね。頼久さんは悪くないのよね



心中の呟きには気付かない振りをして(絶対そうだ!)身包み剥がした頼久さんは
嬉しそうに浴室へ向う
その腕には私を抱えて





ねぇ?好きな人と同じ匂いに包まれたくて、ついでにその髪に触れまくろう!
なんて考えた私が馬鹿だったの!?








誰か答えてよーーーーーーー!!

慈雨さーん(笑←しょっぱなから笑っとるで)
今回は、本当にどうもありがとでしたー。あなたがめちゃくちゃ多忙なお嬢さんであることは重々承知の上での、このお誘いに、快く「乗った!」と言ってくださって私は本当に嬉しかったです。いただいた創作を、最初に読んだ時、あれ?いつもと違う?と感じたけど、それでもやっぱり、あなたの(頼あかの)可愛さにはもう勝てない。あなたくらいストレートに愛を感じさせてくれる人はいないんじゃないかと、私はいつも思っています。そして、言葉では言わないけれど、あなたのサイトではいつでも「ねえ、しえさんも好きでしょう?」と誘惑されている気分になるのです。
ともかく、今回は少し大人で、キュートなあかねちゃんをありがとうございました。

今後は、あ、失敬、今後も、騒ぎましょう('-'*)